みなさん、「プライオリティパス」は持っていますか?
ご存じ、世界中の1000以上の空港ラウンジを利用できるカードです。
今回、私の実際の利用経験を交えながらプライオリティパスの利点と欠点について考察していきたいと思います。
プライオリティパスの利点
①空港ラウンジを無料で使用できる*1
空港で搭乗までの待ち時間にどこで過ごしていますか?
出発口のベンチですか?
搭乗前の若干割高なカフェでしょうか?
プライオリティパスを使えばラウンジで快適に過ごせます。
ラウンジにはゆったりしたソファに、飲み物、軽食等があります。
昨年訪れた台北桃園空港のラウンジ
入口
おしゃれで落ち着いたラウンジの中
調理もしてくれます
おいしそうなワンタン麺を作ってくれました。もちろん無料です。
おいしそうなスイーツももちろん無料
中にはシャワーまであるラウンジもあります。
たとえば私は深夜発の夜行便の飛行機に乗る前にシャワーを浴びます。
すると、1日の汚れを落として綺麗にさっぱりして飛行機に乗り、機内でぐっすりと眠ることができます。
プライオリティパスの弱点
①同伴者は基本有料
国内のクレジットカードに付帯しているプライオリティパスのほとんどが本人のみ利用無料です。同伴者の利用はUS$27かかってしまいます。
私自身の経験なのですが、プライオリティパスを複数持っていたり、ダイナースカード等他のラウンジ使用できるカードを持っていたとしても、使えるのは本人一人につき1種のカードのみです。
(1度だけベトナムの空港で自分のダイナースカードとプライオリティパスで同伴者も入場できましたが、係の人が気づかなかっただけだったと思います。それ以外では、止められました。)
②使えるラウンジには限りがある
世界中どこの空港ラウンジでも使えるわけではありません。同じ空港の中にあるラウンジの中でも決められたラウンジしか使用できません。
たとえば、成田空港では、以下のラウンジを使用可能です。
成田空港第1・第2ターミナルでは合わせて5つのラウンジが使用可能です。
IASSとT.E.Iは出入国エリア外にあるクレジットカードのゴールドカードでも利用できるラウンジです。なので軽食等が無く、飲み物ぐらいしかないラウンジですので、利用価値の低いラウンジです。
実質プライオリティパスを使って利用価値の高いラウンジはKALラウンジくらいです。
第1ターミナルにしか無いので、第2ターミナル利用者には厳しい状況です。
また、KAL(大韓航空)以外のANAやJAL等の航空会社のラウンジが利用できないので注意が必要です。おおむね航空会社のラウンジの方がプライオリティパスの利用可能ラウンジより質が高いことの方が多いです。
海外の空港では、主に出入国エリア内のラウンジ(航空会社のラウンジと兼ねていることもある)を使えることができるので、むしろ海外の方がプライオリティパスの使い勝手は良いです。
③特典はラウンジ利用に限る
JGCやSFC等の航空会社の上級会員は航空会社のラウンジが使えたり、優先搭乗、座席アップグレード等様々な特典があります。
プライオリティパスはあくまでラウンジ利用に限ったカードですので、上級会員の特典に比べたら劣るといえます。
それでもプライオリティパスは便利
私は航空会社の上級会員はデルタゴールドメダリオン(スカイチームプライオリティプラス)しか所持していません。
ですので、ANA等のスターアライアンス、JAL等のワンワールド、アライアンスに入っていない航空会社やLCC利用の際にプライオリティパスが活躍します。
どの航空会社の便に乗っても利用可能なことがプライオリティパスの最大の利点と考えます。
ですので、各種上級会員となっている方にとってもプライオリティパスを持っておいて損はないと思います。
シンガポール・チャンギ空港でプライオリティパスをフル活用してラウンジ巡りをしてきました
*1:プライオリティパスには種類があります。スタンダード会員は1回につきUS$27、スタンダードプラス会員は10回まで無料、プレステージ会員はすべて無料です。